活性酸素は松果体を石灰化させるか。結論から言うと答えはYES。その心は、活性酸素は体を酸化させ脳の働きを妨げ認知症の原因となるので松果体の働きを阻害する可能性は充分にある。
過剰な活性酸素は体を酸化させて老化や認知症、癌などの原因となる。糖化と酸化は万病の元である。もちろん松果体も石灰化するだろう。松果体を活性化させるに方法として、まずは石灰化する可能性のある要因をしらみ潰しにしていく事が重要だ。この考え方はダイエットや病気予防、健康維持、健康促進と一緒である。
本記事では「活性酸素とは何か」「活性酸素を除去して減らす方法」を簡単にわかりやすく要約して説明していく。では早速解説を始めよう。
活性酸素とは何か簡単にわかりやすく説明
まず、活性酸素とは何か簡単にわかりやすく説明する。
活性酸素(フリーラジカル)とは私たち人間や動物などの生物が生命活動をする上で必要な酸素が変化したものである。大気中には約20%の酸素が含まれていて生物は呼吸で酸素を体内に取り込み生命活動を維持している。呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は通常より活性化された反応性の高い活性酸素に変化する。
そして、体内に取り込んだ酸素の数%は活性酸素に変化する。活性酸素は我々人間の体内で1細胞当たり1日で10億個程発生するが、生体反応で活性酸素を除去する力(抗酸化機能)が働き活性酸素を除去する。この活性酸素が増え過ぎると細胞や遺伝子を傷つけ老化を進行させ、癌や心筋梗塞、脳梗塞、アルツハイマー型認知症、糖尿病など様々な病気の原因となる。
この様に、活性酸素は生命活動に必要なものであるが増え過ぎると途端に大きな健康被害を与える物質に変貌するのである。では、活性酸素とは何かもう少し掘り下げ、かつ簡単にわかりやすく解説する。
活性酸素とは何かもう少し掘り下げて解説
活性酸素は悪さだけではなく、体にとって必要なものである事を少し掘り下げて、なるべく簡単にわかりやすく解説する。
白血球から産生されるスーパーオキシドや過酸化水素などの活性酸素は体内の免疫機能や感染防御の重要な役割を担う。活性酸素は細胞内のDNAを損傷させるがDNAの損傷は通常はすぐ修復される。
活性酸素は神経伝達物質として細胞間のシグナルの伝達や細胞の分化、アポトーシスなどの生理活性物質としても利用され、免疫機能や女性の排卵や受精にも関与する重要な物質である。よって、活性酸素は必要なものである。ただし、その一方で活性酸素は体内の代謝過程において様々な成分と反応し、量が過剰になると細胞やDNAを傷付け様々な害をもたらす。
活性酸素が体内で増え過ぎると老化を進行させ、癌、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患、糖尿病、アルツハイマー型認知症、肺炎、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎など様々な病気の原因となる。
ここまで読めばある程度活性酸素とは何か理解できただろう。では次に、活性酸素の種類を簡単にわかりやすく解説する。
活性酸素の種類
活性酸素は大気中に含まれる酸素分子が反応性の高い化合物に変化したものの総称で4種類存在する。酸化力が強いものから順に記載した。
4種類の活性酸素
- ハイドロキシラジカル
- 一重項酸素
- 過酸化水素
- スーパーオキサイドラジカル
これらの活性酸素を除去して減らしてくれるSODなどの体内酵素や、食品に含まれる抗酸化作用の高いポリフェノールや栄養素がある。
次は活性酸素が増える原因について簡単にわかりやすく解説する。
活性酸素が増える原因
活性酸素が除去出来ず増えすぎた状態を酸化ストレスと言う。活性酸素が増える原因(リスク因子)をわかりやすく一覧にまとめた。
- 紫外線
- 放射線
- 公害や排気ガス
- PM2.5などの大気汚染
- ダイオキシン
- ホルムアルデヒドなどの住宅化学物質
- タバコの喫煙や副流煙
- 西洋薬
- 酸化した食品
- 糖化した食品
- 動物性食品の過剰摂取
- 過度な運動
- 過度なストレス
- 過度な飲酒
- 運動不足
- PCやスマホなどの電磁波
心当たりがある方も多いだろう。しかし心配無用だ。気付いた時点で半分解決している。まずは自ら気付く事から始まる。次は活性酸素が増えるとどんな病気になるか簡単にわかりやすく解説する。
活性酸素が増えると体が酸化して様々な病気の原因となる
活性酸素が原因で起こる病気や症状をわかりやすくまとめた。
障害組織 | 活性酸素が原因で起こる病気や疾患 | ||
---|---|---|---|
循環器 | 動脈硬化 | 心筋梗塞 | 虚血性循環障害 |
呼吸器 | 肺炎 | 感染症 | 喫煙障害 |
脳神経系 | 脳梗塞 | 脳出血 | アルツハイマー病 |
消化器 | 薬物性肝障害 | 肝硬変 | 胃潰蕩 |
内分泌 | 糖尿病 | 副腎代謝障害 | ストレス反応 |
皮膚 | アトピー性皮膚炎 | 炎症 | 火傷 |
支持組織系 | 関節リウマチ | 自己免疫疾患 | 膠原病 |
眼 | 黄斑変性症 | 白内症 | 未熟児網膜症 |
参考文献:NIPROすこやかネット「今すぐできる!活性酸素が活性酸素活性酸素を減らして健康に」
怖い病気ばかりだとお気付きだろう。どんな生活習慣が悪くて活性酸素が発生するのか理解していないと上記の様な病気にかかるリスクは極めて高い。しかし、活性酸素は体に必要なものである事は繰り返し伝えたい。次は、活性酸素を除去して減らしてくれる体の機能について簡単にわかりやすく解説する。
活性酸素を除去して減らす体の機能(抗酸化防御機能)
体には活性酸素を除去して減らす抗酸化防御機能が元々備わっている。一方で必要だが一方で自らを傷つける活性酸素は常に体内で産生されている。しかし、私たちが病気にならず生命活動を遅れるのは活性酸素を除去して減らしたり生産を抑制して活性酸素から身を守る抗酸化防御機能が備わっている為である。
通常健康的な生活習慣を送っていれば元々備わっている体の抗酸化防御機能の働きにより、活性酸素の過剰産生を抑制し損傷した細胞の修復や再生を行ってくれる。活性酸素は体に必要なものだが、増え過ぎると害がある事がおわかり頂けたかと思う。参考文献:e-ヘルスネット「活性酸素と酸化ストレス」
では、次に「体内に存在する物質」と「飲食からの摂取」による、活性酸素を除去して減らしてくれる栄養素を簡単にわかりやすく解説する。
活性酸素を除去して減らす抗酸化作用がある体内酵素SODと飲食物の栄養素
活性酸素を除去して減らす抗酸化作用は内因性と外因性の2種類ある
活性酸素を除去して減らす「抗酸化作用」は大きく分けて2種類ある。SODと呼ばれる体内の酵素と飲食物の栄養素だ。この2種類をわかりやすく簡単に解説していく。
活性酸素を除去して減らす抗酸化作用がある体内酵素「SOD」
体内に存在する酵素で活性酸素を除去して減らす抗酸化作用がある代表的な酵素「SOD(Superoxide Dismutase)」は以下の通り3種類存在する。
- スーパーオキシドジスムターゼ
- カタラーゼ
- グルタチオンペルオキシダーゼ
SODとは何か簡単にわかりやすく解説しているので興味ある方は参考にしてみてほしい。
活性酸素を除去して減らす食品の栄養素
食品に含まれる抗酸化作用が高く活性酸素を除去して減らす栄養素はいわゆるビタミンACE【βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンE】などのカロテノイドやポリフェノールである。このように、元々備わっている体の機能と、食べ物や飲み物から摂取する栄養素の働きにより活性酸素を除去して減らす事は可能である。
もちろん、適度な運動などでも活性酸素を除去して減らす事は可能であるが、過度な紫外線を浴びたり、強いストレス、ハード過ぎるトレーニングは活性酸素が過剰に発生するので注意が必要だ。では、活性酸素を除去して減らしてくれる方法はあるだろうか。こちらもできる限りわかりやすく簡単に解説していく。
活性酸素を除去して減らし身を守る方法
活性酸素を除去して減らし身を守る方法が簡単に理解できるようにわかりやすく箇条書きでまとめた。
- 焼く、揚げる、炒めるなどの高温調理によって糖化した食品を避ける
- 激しい運動を避ける
- 日光浴による過度な紫外線を避ける
- 強いストレスを避ける
- タバコをやめる
- 大量の飲酒を避ける
- 排気ガスや大気汚染を避ける
- 痛み止めや睡眠導入剤、抗生物質などの西洋薬を避ける
- 食品添加物
- 化粧品や石鹸、洗剤などに含まれ化学物質などの添加物を避ける
参考文献:omron「活性酸素を減らす生活術」
見落としがちなのがシャンプーやリンス、ボディーソープ、歯磨き粉、化粧品や食器用洗剤、洗濯用洗剤、整髪料、制汗スプレー、リップクリームなどに含まれる化学物質などの添加物だ。経皮吸収された添加物は体外に排泄するのが困難で数年、数十年と蓄積する。水銀やアルミニウム、フッ素は松果体を石灰化させるので特に注意が必要だ。
また、運動や瞑想(DMN活性)など酸化ストレスを予防する生活習慣を心がける事も重要だ。ビタミンACEやポリフェノールなど抗酸化作用の高い食品を積極的に摂取する事が重要である。食事から抗酸化作用が高い食品を摂取するのが理想だがサプリメントで補う方法もある。ただし、サプリメントはあくまで補助なので過信は禁物だ。サプリメントなしでも健康を維持できる生活習慣を過ごす事が大切だ。
まとめ
以上「活性酸素とは何か簡単にわかりやすく解説 | 体が酸化する原因と活性酸素を除去して減らす方法」でした。体の酸化を防ぎ糖化した食品の摂取を避ける事が病気を遠ざけ、健康的な生活へ直結する。思考や認知力もアップして松果体の活性化にも繋がると筆者は考える。
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では、また。